遊子吟(ゆうしぎん) 孟郊(もうこう)
母さんが、旅立つ僕のために着物を縫ってくれた。
丁寧に縫っているのは、帰りが遅くなるのを心配しているのだ。
僕のちっぽけな心では、春の光のような母の愛にとうてい報いることはできない。
作者は中唐の詩人、孟郊(もうこう、751~814)
今から1200年くらい前に作られた詩。
其の頃、自動車も電車もましてや飛行機もない時代
都に行くにも歩いて、何ヶ月もかかっただろう。
「この子は、無事に帰ってこれるだろうか」と
お母さんの心配が良くわかるね。💓💕
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2020年6月11日木曜日
2020年6月10日水曜日
2.5 江南春望 (杜牧)
江南春望(こうなんしゅんぼう) 杜牧(とぼく)
漢詩クラブ入門編で勉強しました、客中初夏(ひまわり)のように目の前に広がる光景を、わずか漢字28文字(56バイト)で表しています。
似たような光景に出会いスマホで写真にとっても1000000バイト必要でしょう。漢詩に比べて約2万倍必要です。
千里四方にウグイスが鳴き、赤い花が緑の木々に映え美しい。
水辺の村、山里の村が見え、酒場の旗が風にはためいている。
南朝時代の四百八十を数える寺院があり
おおくの楼閣が春の霧雨にけぶっている。
スマホの写真でこれだけの光景を記録出来るでしょうか?
スマホの写真はメモリ-に記録し、漢詩は、文字や心に記憶する。
心に記憶した漢詩は、こころの成長にあわせて、広がっていく。
そのうち、静かにふる雨、酒屋の旗、お寺の鐘の音まで聞こえて来るかもしれない。
スマホの写真と漢詩にはそれぞれの表現能力があり、どちらが優れているとは言え無いが、漢詩のパワ-にも気づいてほしい。
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2.6 桃夭 (詩経)
桃夭(とうよう)は 中国最古の詩集 「詩経(しきょう)」に収められています。
「桃夭」ば、「若々しい桃」という意味です、
嫁いでいく娘の幸福を願う庶民の素朴な感情を歌い上げたものであり、代表的な祝婚歌として知られています。
桃(の花)は若々しいよ、 燃えるように盛んに咲くその花よ。
この娘は今お嫁に行きます。 きっとその家の人とうまくいくでしょう。
娘の様子が「華」→「実」→「葉」と変わっていくことで、季節の移り変わりを示している。
「華」は結婚のときに美しく着飾った娘を示し、
「実」は娘が生んだ子どもを示し、
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