入門編で、君たちは
偶成 春暁 客中初夏 春夜 の4つの漢詩を覚え、スライドショ-の使い方を勉強したね。これからはそれを使い勉強を進めて行くよ。
春の夜,闇のなか 誰かの家で吹く笛が聞こえる。
笛の音は春風に乗り、洛陽の町に満ちるように響き渡る。
曲中に「折楊柳(セツリュウ)」を聞いた。
この曲を聴き、故郷を想わない人はいない。
入門編で何度か説明したけど、漢詩は詩なんだ。
詩はうたう人が詩の内容を分かっていないと、聞く人の心にひびかないないただの棒読みになるんだ。
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いつ、どこで、だれが、誰と、何を見て、何をして、どう思ったか?。
作者は、どう思って、この詩を作ったのだろう、楽しかったのだろうか? 寂しかったのだろうか、懐かしくも悲しい気持ち?
心に浮かべることが出来たかい👸👸
2020年6月14日日曜日
2.2 尋胡隠君
シ-ズン2の2回目は、「コイン君をたづぬ」だ。
春のある日曜日、君は、家族と一緒に遅い朝食をとっている。
母さんが言う、川のそばのあの花が満開になりそうだと、
君は、近くに住むコイン君のことを考える。
コイン君は、同じクラスだけど友達ともいえない。
でも、友達になれたらいいな-と思っていたんだ 👼😀
でも、友達になれたらいいな-と思っていたんだ 👼😀
胡隠君(こいんくん)を尋(たづ)ぬ 高啓(こうけい)
水を渡り 復(ま)た水を渡り
花を看 還(ま)た花を看る
春風 江上の 路
おぼえず 君が家に到(いた)る
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2020年6月12日金曜日
2.3 七歩詩 曹植
今度は、仲の悪い兄弟 の話だ。
兄・曹丕(そうひ)は弟・曹植(そうしょく)の詩の才能をねたんで、「七歩あるく間に詩を一つ作れ」と無理を言います。その時、できたのがこの詩といわれているよ。
兄・曹丕を「豆がら」に例え、自分を「豆」に例えているんだ。
まめがらは釜の下て燃え
豆は釜の中で泣く
もともとは、同じさやの中にいたのに
なんでそんなにいじめるるのよ と
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この詩を聴いてから、兄・曹丕は、反省し弟・曹植を
可愛がるようになぅたとか。👩👨
兄・曹丕(そうひ)は弟・曹植(そうしょく)の詩の才能をねたんで、「七歩あるく間に詩を一つ作れ」と無理を言います。その時、できたのがこの詩といわれているよ。
兄・曹丕を「豆がら」に例え、自分を「豆」に例えているんだ。
まめがらは釜の下て燃え
豆は釜の中で泣く
もともとは、同じさやの中にいたのに
なんでそんなにいじめるるのよ と
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この詩を聴いてから、兄・曹丕は、反省し弟・曹植を
可愛がるようになぅたとか。👩👨
2020年6月11日木曜日
2.4 遊子吟 孟郊
遊子吟(ゆうしぎん) 孟郊(もうこう)
母さんが、旅立つ僕のために着物を縫ってくれた。
丁寧に縫っているのは、帰りが遅くなるのを心配しているのだ。
僕のちっぽけな心では、春の光のような母の愛にとうてい報いることはできない。
作者は中唐の詩人、孟郊(もうこう、751~814)
今から1200年くらい前に作られた詩。
其の頃、自動車も電車もましてや飛行機もない時代
都に行くにも歩いて、何ヶ月もかかっただろう。
「この子は、無事に帰ってこれるだろうか」と
お母さんの心配が良くわかるね。💓💕
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母さんが、旅立つ僕のために着物を縫ってくれた。
丁寧に縫っているのは、帰りが遅くなるのを心配しているのだ。
僕のちっぽけな心では、春の光のような母の愛にとうてい報いることはできない。
作者は中唐の詩人、孟郊(もうこう、751~814)
今から1200年くらい前に作られた詩。
其の頃、自動車も電車もましてや飛行機もない時代
都に行くにも歩いて、何ヶ月もかかっただろう。
「この子は、無事に帰ってこれるだろうか」と
お母さんの心配が良くわかるね。💓💕
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2020年6月10日水曜日
2.5 江南春望 (杜牧)
江南春望(こうなんしゅんぼう) 杜牧(とぼく)
漢詩クラブ入門編で勉強しました、客中初夏(ひまわり)のように目の前に広がる光景を、わずか漢字28文字(56バイト)で表しています。
似たような光景に出会いスマホで写真にとっても1000000バイト必要でしょう。漢詩に比べて約2万倍必要です。
千里四方にウグイスが鳴き、赤い花が緑の木々に映え美しい。
水辺の村、山里の村が見え、酒場の旗が風にはためいている。
南朝時代の四百八十を数える寺院があり
おおくの楼閣が春の霧雨にけぶっている。
スマホの写真でこれだけの光景を記録出来るでしょうか?
スマホの写真はメモリ-に記録し、漢詩は、文字や心に記憶する。
心に記憶した漢詩は、こころの成長にあわせて、広がっていく。
そのうち、静かにふる雨、酒屋の旗、お寺の鐘の音まで聞こえて来るかもしれない。
スマホの写真と漢詩にはそれぞれの表現能力があり、どちらが優れているとは言え無いが、漢詩のパワ-にも気づいてほしい。
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2.6 桃夭 (詩経)
桃夭(とうよう)は 中国最古の詩集 「詩経(しきょう)」に収められています。
「桃夭」ば、「若々しい桃」という意味です、
嫁いでいく娘の幸福を願う庶民の素朴な感情を歌い上げたものであり、代表的な祝婚歌として知られています。
桃(の花)は若々しいよ、 燃えるように盛んに咲くその花よ。
この娘は今お嫁に行きます。 きっとその家の人とうまくいくでしょう。
娘の様子が「華」→「実」→「葉」と変わっていくことで、季節の移り変わりを示している。
「華」は結婚のときに美しく着飾った娘を示し、
「実」は娘が生んだ子どもを示し、
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